保育士といっても、働き方は様々です。
正社員・契約社員・派遣保育士・パート・アルバイト。
ライフスタイルによっては働き方も変わってくるかと思いますが、近年では派遣保育士として勤務をされている方が増えてきています。
なぜ、派遣保育士が増えつつあるかと言うと・・・
- 高時給
- 残業が少ない
- 人間関係や保育方針が合わなかった場合に転職しやすい
- 様々な現場で経験を積むことが出来る
などがあると思います。
派遣保育士の仕事内容としては
- 保育補助
- 清掃と配膳
- 製作物の準備
などのサポート業務になります。
日案・週案・月案・指導計画・個人カリキュラムといった書類はなく、あったとしても連絡帳ぐらいです。
保護者対応も少なく、サポート的な仕事が主な仕事内容になります。
保育を回すということがないので、ピアノを弾くこともほぼほぼありません。
書類を書くことが苦手、ピアノが苦手、縁の下の力持ち的なサポートが自分には向いているという方には派遣保育士はおすすめです。
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今すぐに転職する気がなくても、登録だけはしておいた方が良いです。
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こちらの記事では、実際に派遣保育士として勤務したことがある私の経験を踏まえて書いていきたいと思います。
派遣保育士は時給が高いことがメリット
地方自治体によって時給もかわってきますが、パート保育士として勤務する場合の時給が仮に1,000円だとします。
派遣保育士として勤務するとパート保育士と同じ仕事内容なのに時給は1,200円ぐらいです。
仮に、1日4時間の20日間勤務だと想定します。
パート保育士 1,000円×4時間=4,000円
4,000円×20日間=80,000円
派遣保育士 1,200円×4時間=4,800円
4,800円×20日間=96,000円
1か月で16,000円の差が出ます。
同じ仕事内容ならパート保育士1時間1,000円の時給よりも派遣保育士1時間1,200円の時給の方が正直いいです。
残業が少ない
遣保育士は人材紹介会社の社員になります。
派遣保育士は最初に契約で決められた勤務時間があることから、定時の時間になればすぐに上がれます。
園側も、派遣保育士は定時に上がれるように配慮している園が多いです。
もちろん、残業になった場合も給料は発生するので、サービス残業になることはありません。
余談ですが、派遣保育士は人材派遣会社の社員になので、休憩時間も人材派遣会社から園へきちんと取るように伝達されています。
近年、休憩室を別室に設ける園も増えてきましたが、派遣保育士もきちんと別室で休憩を取ることが出来ます。
休憩室を別室に設けていない園でも、派遣保育士には別室を設ける園もあります。
人間関係や保育方針が合わなかった場合に転職しやすい
正社員やパートとは違い、派遣保育士は有期雇用です。
産前休暇や育児休暇を取得されている職員が復帰されるまでや、急遽、職員の退職が決まり次の人が決まるまでの短期間勤務もあれば、3ヵ月・6ヵ月・1年間毎に更新をしていきます。
保育士に限らずどの業種でも同じですが、実際に働いてみないと人間関係がどうかは分かりません。
また、保育方針が合うかどうかも実際に勤務し始めないと分からないことです。
特に正社員はそうですが、年度内に退職するというのは勇気がいります。
しかし、派遣保育士は有期雇用なので3ヵ月毎の更新だった場合、4月に勤務し始めて3ヵ月後の7月には雇用契約の更新を断ることが出来ます。
断る場合は派遣会社へ伝えればいいので気持ち的にも楽ですし、何が勤務継続の問題点になっているのかを派遣会社のエージェントへ伝えれば相談にも乗ってくれますので、何かしらの道が開けることもあります。
ちなみに、勤務期間は園と人材紹介会社との取り決めによって異なってきますので、最初に人材紹介会社に確認をすることをおすすめします。
また、2015年における派遣法改正によって、同じ事業所で3年を超えて派遣保育士として勤務することが基本的にはできなくなりました。
そこの園で勤務を続けたいと思った場合は、派遣会社のエージェントへ相談してみることをおすすめします。
様々な現場で経験を積むことができる
保育士といっても
- 公立保育園
- 社会福祉法人の保育園
- 企業主導型保育園
- 小規模保育園
- 認定こども園
と様々な現場があります。
100人以上の大規模保育園での働き方が自分にとって合っているのか、6名~19名の小規模保育園での働き方が自分に合っているのかは、実際に経験を積まないと分からないこともあります。
派遣保育士は有期雇用なので、必然的に様々な現場で経験を積むことが出来ます。
それは、自分の中にある保育の引き出しを増やすことにも繋がります。
またパートナーが転勤族の方の場合、派遣保育士という働き方を利用するのも一つの手立てです。
人材派遣会社は全国展開が多いので県をまたぐ転勤になった場合も、A県のエージェントからB県のエージェントへ今までの職務経歴や勤務条件などの引継ぎが行われるため、B県での転職活動がしやすくなります。
同じ人材派遣会社での勤務期間が長くなると、人材派遣会社からの時給もアップされます。
最近は、保育とは一切関係ない職業から独学で保育士資格を取得し、保育の実習経験がないため、保育の経験を積むために派遣保育士を選ばれている方もいます。
正社員には正社員の悩みがあるように、パートはパートで、派遣保育士は派遣保育士の悩みがあると思います。
働き方を選択することで、一つでも悩みが減るといいですね。
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