派遣保育士としてだけではなく、どの職業においても一度や二度は「仕事を辞めたいな・・・」と考えたことがあると思います。
派遣保育士は残業もなく高時給なうえ、プライベートの時間と仕事の両立がしやすいのですが、人間関係や給料の不安定さから派遣保育士を辞めたいと考える人もいます。
転職によって解決する悩みの場合は
- 人材派遣会社の担当者へ相談する
- 別の転職サイトへ登録する
という方法があります。
給料の安定さを求めるのか、職場の人間関係に悩んでいるのか、責任のあるポジションに就きたいのか、悩みによって解決策が違ってきますよね。
人材派遣会社によっては正社員やパート雇用の求人を扱っているので、担当者へ転職の旨を相談するのも一つの方法です。
または、別の転職サイトへ新たに登録をして求人先を紹介してもらうのもありだと思います。
転職する場合は、退職してから転職活動をするのではなく、転職を考えた日から行動に移しましょう。
有給休暇が残っていたら、有給休暇の消化をすることにも繋がります。
人材派遣会社と同じように、転職サイトも地域によってAの転職サイトが強い・弱いというのがあります。
また、転職サイトによっては自分で面接のアポイントを取らないといけないこともあるので、注意して下さいね。
目次
派遣保育士を辞めたいと思う瞬間5つ
派遣保育士が『派遣』を辞めたいと思う瞬間は
- 給料
- ボーナスがない
- 手当がない
- 人間関係
- 責任のあるポジションに就けない
が挙げられます。
給料
派遣保育士は時給性で、働いた時間が給料になります。
祝日や多い日やお盆休み・年末年始は出勤日数がどうしても少なくなり、収入減になります。
また、台風やインフルエンザの時期で登園人数が少ない場合、派遣保育士から帰宅させられる園もあり、収入減になりがちです。
給料の不安定さや、年収ベースが上がらないことから転職を考えることが多いです。
ボーナスがない
正社員が夏・冬のボーナスを貰ったという話を聞くと、ボーナスが恋しくなります。
派遣保育士は人材派遣会社のスタッフなので、給料は人材派遣会社から出ます。
派遣保育士はボーナスがない代わりに高時給となっています。
同じ人材派遣会社で働き続けると、人材派遣会社独自の昇給制度で時給が2年目以降は3%上がることもありますが、残念ながらボーナスは出ません。
また、パートでも寸志を貰ったという話を聞くと、やはり直接雇用の正社員やパートが羨ましくなりがちです。
手当がない
正社員やパートの働き方は、ある一定の条件を満たすと地方自治体や園から家賃補助なり何かしらの手当を受けることができます。
しかし、派遣保育士には手当がありません。
こちらの記事に家賃補助について書いていますので、興味がある方は読んでみて下さいね。
→派遣保育士に家賃補助はある?派遣保育士の待遇についても解説
人間関係
派遣保育士だからといっていじめられたりすることはありません。
しかし、正社員とパートの仕事に対して悪い意味で境界線を引いている園や、立場によって人を見下す人がいれば、派遣保育士に対しても厳しい風当たりになる職場となります。
遊びに行っているのではなく仕事をしに行っていることは百も承知なのですが、あからさまな態度を取られてしまうとやはり嫌になってしまいます。
逆に、立場や仕事に対して良い意味で境界線が引かれていない園では、派遣保育士に対してもフランクで働きやすい職場となります。
派遣保育士という働き方のメリットでもあるのですが、派遣先がブラックな園だった場合は『あと〇ヵ月働いたら次の派遣先へ行ける!』と何とかモチベーションを保って日々の仕事を淡々とこなすという方法が取れます。
しかし、派遣先がホワイトな園で派遣保育士がいくら勤務を継続してしたいと願っても、派遣保育士は有期契約なのでいつの日にか満期終了の時期がきます。
この場合『この園で働く方法はないだろうか?』と正社員やパートの直接雇用の道を探すという意味で転職を考えることもあります。
責任のあるポジションに就けない
派遣保育士は担任のサポート業務が主な仕事内容になります。
園によっては
- 午前のおやつの配膳と清掃
- 昼食の配膳と清掃
- 午後のおやつの配膳と清掃
- トイレ掃除などの園内清掃
と、清掃が主な仕事内容になる日もあります。
清掃も大切な仕事なのですが清掃ばかり続いて、子どもと関わる時間があまりにも少ないと、自分が持っている保育のスキルが落ちてしまうそうな感覚になり『このままじゃダメになりそう・・・』と思うことがあります。
派遣保育士を辞めたいと思った時に取る行動
- 人材派遣会社の担当者へ辞めたい旨を伝える
- 契約期間満了まで派遣保育士として勤務をする
まずは、人材派遣会社の担当者へ辞めたい旨を相談します。
人材派遣会社では『正社員』や『パート』の求人を扱っている場合がほとんどなので、直接雇用の正社員やパートに転職したい場合は相談するのも一つの方法です。
退職する場合は、退職の予告期間が人材派遣会社によって決まっているので、派遣保育士として勤務される際に忘れずに前もって確認して下さいね。
ドクターストップがかかったなど、よっぽどの理由がない限りは契約満期終了後まで勤務を継続します。
3ヵ月更新の4月~6月まで勤務する場合は、6月末までは勤務をします。
派遣園が「7月以降も契約を継続したい」と言ってきた場合でも、派遣保育士側が「更新はしない」と伝えると6月末で契約は終了します。
こちらの記事に派遣保育士を辞める時のおすすめの「言い訳」について書いているので、興味のある方は読んでみて下さいね。
派遣保育士を辞める時の注意点
金銭的に余裕がある方は退職後プライベートの時間を充実させるというのも一つの方法だとは思いますが、派遣保育士を辞めると決めたら即日転職活動を始めることをおすすめします。
金銭的に余裕がなくなりと、心にも余裕がなくなってしまいます。
そして、焦って転職先を決めてしまい後々「失敗した・・・」と思うことが多いからです。
派遣保育士も条件を満たせば有給休暇を取得することが出来ます。
有給休暇がある場合は、転職先の園見学などで上手に利用しましょう。
有給休暇は労働者の権利なのですから、せっかくなら有給休暇を消化してから退職して下さいね。
まとめ
派遣保育士として勤務するにあたり
- プライベートの時間と仕事を両立したい
- パートよりも高時給だから
- 派遣保育士として勤務をしてみたかった
- 通勤の利便性が良かったから
と様々な理由があったと思います。
実際に派遣保育士として勤務をしてみて、派遣保育士としての働き方が合っている場合もあれば、新たに何かしらの悩みが出てくる場合もあります。
転職をすることによって悩みが解決するならば、転職活動を始めましょう。
正社員・パート・派遣、保育士の働き方は一つだけではありません。
ライフスタイルに合わせて、働き方を選択して下さいね。